写真は何かを消す
昨晩の夕焼けが綺麗だった
赤く染まる月山と天上に広がる青い空
世界は何もしなくてもこんなにも美しいのだと教えてくれた気がする
その一方で写真を撮ると目で見た色と何かが違う
それはカメラの性能があるのかもしれないがこの写真を撮った時、目で見た感動を再現できていないと感じた
写真は現実の風景を写真という媒体で出力するもの、それは写実と言うよりも実際には再現に近いのかもしれない
その日その場の微細な色の変化や写真には写らない鳥の声、風の匂い、そういったものを含めて感動したのだと思う
残念ながら写真にはそういった情報は一切残らない。というか残せない。写真はその場の風景を色と形だけ再現することしか出来ない
そういった意味では、写真を撮るとなにか大切なものが失われてしまう気がしている
目に写った感動を100%再現するには写真を撮らないことが一番の記憶になり、それが感動になるのかもしれない